歯石をつきにくくする対策5選

   

こんにちは、はばたき矯正・こども歯科 院長の北見です。

「歯石(しせき)」、よく聞きますよね。
むし歯や歯周病、口臭の原因になったりと、お口のトラブルの発端になる歯石。どうすればつきにくくできるのでしょうか?
今回は、歯石についてお話したいと思います。

 

歯石とは

成田市公津の杜の歯医者、はばたき矯正・こども歯科の予防歯科

歯石とはプラーク(歯垢)が石のように硬くなったものです。
プラーク(歯垢)とは細菌の塊で、1mgあたりに約1億個もの細菌が存在しています。
このプラークが長時間付着したまま残され、唾液の成分(カルシウムなど)が沈着すると2日ほどで固まり始めます。
その後2週間ほどかけて石のように硬くなり歯石への変化していきます。

 

歯石のつきやすい場所

歯石はプラークと唾液成分でできるので、プラークが残りやすく、唾液成分がかかりやすい場所につきやすいといえます。
最も歯石のつきやすい場所は、「下の前歯の裏側」と「上の奥歯の表側」です。
どちらも唾液を出す唾液腺の開口部に近く、歯磨きがしにくい場所でもあるので、長時間磨き残して歯石に変化しやすい場所です。

 

見える歯石と見えない歯石

さらに歯石には、歯ぐきの上で歯の表面に張り付いて見えている歯石と、歯ぐきの中(歯周ポケット)に隠れて見えない歯石の2種類があります。
歯ぐきの上についている歯石は、薄い黄色っぽい色をしており、比較的簡単に除去できます。

歯ぐきの中の歯石は、歯ぐきの炎症や歯周病が進行している場合に付着します。
歯周病の進行で歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が深くなり、そこに入り込んだプラークが黒っぽい色の歯石に変化します。
歯ぐきの中の歯石は硬く、歯ぐきの中に隠れているため、取り除くのが難しく、専用に器具が必要です。

 

歯石をそのままにすると

歯石そのものには病原性はありません。
ただし歯石の表面はザラザラしているため、細菌にとって付着しやすい足場となるため、細菌が増える温床となります。イメージとしてはサンゴ礁に魚が集まるようなものでしょうか。

口の中の細菌が足場を得て増え続けるわけですから、むし歯・歯周病が進行し、さらには口臭の原因となります。
そのうえ増えた細菌に唾液の成分がさらに沈着し、歯石はどんどん大きくなっていくのです。

 

歯石の除去は歯科医院でしましょう

歯に付着した歯石は、みなさんがお使いのハブラシなどでは取り除けません。
歯石を取り除くには歯科医院で専用の器具を使用して取り除く必要があります。
市販で歯石をとる道具が販売されているようですが、誤った方法で歯石をとろうとすると、歯や歯ぐきにダメージを与えてしまう危険性が高いためおすすめしません。歯にヒビが入ってしまったり、歯ぐきの傷から感染症を起こしたりなど重篤なケースも考えられます。
歯や歯ぐきはとてもデリケートですので、歯科医院でプロによるケアが必須です。

 

歯石をつきにくくする対策5選

歯をどれだけ磨いても口の中の細菌(プラーク)をゼロにはできませんので、歯石はついてしまいます。
しかし、プラークの除去率を上げていくことで歯石がつきにくくなるように予防できます。

1、毎食後の歯磨き

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プラーク除去の基本は、毎食後の歯磨きです。
歯磨きが届きにくい部分を意識して磨くことで、かなり効果が出ます。
特に歯石が付きやすい「下の前歯の裏側」「上の奥歯の表側」、さらに歯並びのズレで重なっている部分などを意識して磨くとよいでしょう。

 

2、夜にはフロスや歯間ブラシも使う

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歯と歯の間は歯ブラシだけでは届かないことも多いです。
ホコリと同じで、細かい隙間ほど細菌はたまり続け、歯石に変化する条件が整っています。
毎食後にフロスや歯間ブラシの使用は難しいと思いますので、一日一回だとすれば夜寝る前の歯磨き時に併せて使用するのがベストでしょう。

 

3、ダラダラ食べを避ける

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1回の食事の時間が長かったり、頻繁に間食をするなど、お口の中に食べ物が入っている時間が長いと、唾液できれいに流すための時間が設けられず、細菌が増えやすくなります。
できるだけ食べ物が口の中にある時間は短いほうが良いので、食べるタイミングや時間を決められるとよいです。
とはいえ、早食い丸飲みは身体によくありませんので、よく噛んで食べてくださいね。

 

4、唾液の分泌を促す

唾液には殺菌作用や汚れを洗い流す作用など、口の中を清潔に保つための重要な機能があります。
ガムを噛む、唾液腺のマッサージをするなど、唾液の分泌を促すとよいでしょう。
ガムを選ぶ際には、キシリトール入りなど歯に良いとされるガムを選ぶことをオススメします。
迷ったら歯医者さんで買えるガムもありますので、相談されるとよいかもしれません。

 

5、歯科医院でクリーニングを受ける

自分では取り切れないプラークや歯石は、プロのクリーニングで除去しましょう。
定期的に歯科医院を受診することで歯石を小さいうちに取り除き、歯石のつきにくいツルツルの状態に戻すことで、キレイな状態を維持しやすくなります。

 

おわりに

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歯石を完全に防ぐことは難しいですが、つきにくい環境を作ることは可能です。
あなたの口の中に適した毎日行うセルフケア方法を、歯科医院で教えてもらうことが一番の近道です。。
かかりつけの歯科医院に相談してみましょう。

歯が痛い・歯ぐきが腫れた・口臭がする・歯並びが悪いなど、お口の中が気になる方は成田市公津の杜の歯医者、はばたき矯正・こども歯科にお気軽にご相談ください。。
みなさまのお悩みにお応えできるよう丁寧な診察を心掛けております。

 



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