ワイヤー矯正の説明

    装置の構造

    歯の表面に特殊な接着剤で金具をつけ、弾力のあるワイヤーを留めています。

    装置のつけ始めの場合、細くて柔らかいワイヤーから始めています。
    治療が進むと太く硬いワイヤーに変えたり、調整したりします。

    ワイヤーの端は折り曲げたり、短く切って奥に当たりにくいようにしてあります。

    成田市公津の杜の歯医者、はばたき矯正・こども歯科のワイヤー矯正の説明

     

    取り扱いについて

    装置は治療が終わった時に取り外せるようにできていますので、強い力が加わると外れる構造になっています。
    装置を付けた当初は気になるかとは思いますが、指や爪でいじったりしないようにしてください。

    装置に慣れるまで初めの数か月は不意に壊してしまうこともあります。その際は遠慮なくご相談ください。
    (装置が壊れたまま時間が経過すると、装置が外れた歯だけが取り残されるため、そのリカバリーに数倍の時間がかかります。装置の破損にできるだけ早く対応できると治療の効率も上がります。)

     

    食事の注意点

    注意してほしい食べ物

    • ねばつくもの
      お餅、キャラメル、ガム など
    • かたいもの
      せんべい、ステーキ肉 など
    • 前歯でかじりつくもの
      ハンバーガー、リンゴ など

     

    食べ方の注意

    口いっぱいに頬張ると、口の中で食べ物が装置にあたり、装置の破損やワイヤーの変形につながります。
    小さいサイズにして奥歯の噛む面に載せて食べるよう意識してください。

     

    歯磨きについて

    金具とワイヤーがついている部分は、これまで通りの磨き方では汚れが取れません。
    汚れがたまりやすいのは、装置の周りとワイヤーの裏です。
    ワイヤーの上と下から斜めに歯ブラシの毛先を入れて細かく動かしてください。
    普通の歯ブラシで磨きにくい部分は、ワンタフトブラシなどを使用すると良いでしょう。
    フロスは無理やり行うと装置を壊しやすいので、できる範囲にとどめてください。

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    痛みについて

    歯が動くときの痛みがあります。痛みの程度は個人差がありますが、歯が浮いたような、当たると響く痛みが出始め、3日~1週間ほどで落ち着いてきます。
    痛みを感じるときは、食事を柔らかいものにするなど工夫をしてみてください。

    当たらなくてもズキズキ痛むようなことは稀ですが、痛みが強い場合には手持ちの痛み止めを飲んでいただいても構いません。ただし痛み止めは歯の動きを阻害する作用もあるため、飲み続けることはオススメできませんので数日を目安にしてください。

     

    歯の動き以外の痛みについて

    ①歯磨きが行き届かないことによる歯ぐきの炎症

    歯磨きの時に歯ぐきから出血する場合は、歯ぐきの炎症(歯肉炎)を起こしている可能性があります。
    食べかすが押し込まれて取れなくなってしまっている場合もありますので、痛みが続く場合にはご相談ください。

     

    ②装置がこすれることによる口内炎

    装置が粘膜にこすれると、小さなキズが口内炎として大きくなることもあります。
    口内炎が当たって痛い場合には、装置を覆うワックスをお使いください。ただし、汚れが付きやすくなるので、痛いところだけ使用するようにしてください。

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    ③装置の破損やワイヤーの変形により、装置やワイヤーが口の中に刺さる

    早めにご連絡いただき、受診してください。
    休診日や夜間など受診できない緊急の場合は、ニッパーなどを使用し、できる範囲でワイヤーを切って外すなどしていただいても構いません。
    ただし、強い力で全体を壊すような力は歯にダメージが及ぶ可能性もありますので、ご注意ください。

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    ④ワイヤーを留めている細い針金の断端が表側に出てきてチクチクする

    ワイヤーと留めている細い針金が、何かの拍子で表側に出てきてしまい、チクチクすることがあります。
    場所がわかり自分で押し込めそうな場合は、つまようじの平たい方の面などで、ワイヤーの裏側に押し込むことも可能です。
    対応が難しいようなら無理せずご連絡ください。

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    最後に

    痛みが強い場合や、装置の破損に気付いた際は、遠慮なくご相談ください。
    慣れるまでは大変かと思いますが、一緒に頑張って治療していきましょう。

     

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