口腔筋機能療法(MFT)
- 少量の水を口に入れます。
- 右ほほを膨らませながら10回ブクブク、左ほほを膨らませながら10ブクブク。
- これを5往復行います。
- 上下の歯を軽くかみ合わせて、くちびるを閉じます。
- 口の前の部分(前歯とくちびるの間)だけ膨らませて30秒キープします。
- くちびるの上部分だけ、下部分だけに分けて膨らませ、同様に30秒ずつキープします。
- 上下の歯を噛んだ状態で、くちびるの先端で吹き戻しをくわえます
(前歯で噛んでくわえないように注意しましょう)。 - すこし長めに息を吹き込みます。
- できるようになったら風船にも挑戦しましょう。
- 舌の先端をスポットにつける。
- 舌全体を吸盤のように上アゴに吸い付ける。
- 舌を吸い付けたまま、口を少しあける。(舌の下のヒモが伸びることを確認)
- 舌で「ポンッ!」と音を鳴らす。
- 「カ、カ、カ」と言って、舌の奥が持ち上がることを確認する。
- 1秒間に4回のペースで「カ、カ、カ、カ、カ・・・・」と言い、10秒続ける。
- ガムを噛んで柔らかくなったら、丸めてベロの上にのせる。
- 上下の歯をかみ合わせて、くちびるを閉じる。
- ベロの先でガムをスポットに10秒間強く押し付ける。
口腔筋機能療法(MFT)とは?
口腔筋機能療法(Oral Myofunctional Therapy、以下MFTという)は、呼吸や食べる・飲む・話すに関わる、舌や口唇の位置の改善を目的とした各種トレーニングを行うことにより、口腔周囲の筋肉のバランスを整える療法です。
歯並びが悪くなる原因には様々な要因がありますが、大きく分けると「遺伝要因」と「環境要因」の2つで説明されます。この環境要因に対する治療がMFTです。
MFTを始める前に
MFTを始める前に、日常で意識してもらうポイントがあります。
鼻から呼吸する
リラックスした状態で口を閉じ、鼻からの呼吸を意識します。
安静時の舌の位置
舌は上アゴに吸い付いている。
舌の先端はスポットに、舌の両脇は上の歯の内側を封鎖する。
口唇周囲のトレーニング
あいうべ体操
「あ・い・う・べ」とゆっくり少しオーバーに口と舌を動かします。1日30回を目標に行います。
(内科医の今井一彰先生が考案。)
左右ブクブクうがい
口風船
吹き戻し・風船
舌のトレーニング
ポッピング
カ、カ、カ
ガムトレーニング
※当院では矯正治療の一環としてMFTを行っております。 MFTのみご希望の方はお引き受けしておりませんのでご了承ください。