矯正治療を始めるタイミングはいつ?
こんにちは、はばたき矯正・こども歯科 院長の北見です。
歯並びが気になったとき、「大人だからもう遅いかも」とお思いの方はいらっしゃるかもしれません。
矯正治療に年齢制限はなく、口の中が健康であればいつでも始められます。年齢を問わず、「キレイな歯並びにしたい」と前向きな気持ちになれたときが、治療を始めるのに最適なタイミングと言えます。
一方で、成長期のお子さんの場合、学校検診などで指摘されたり、仕上げ磨きの時に気づいたりと、ご本人よりもご家族が気づいてくれて来院されることがほとんどです。
でもいつ相談したら良いのか、よくわかりませんよね。わからないからなんとなく先延ばしにしてしまう、なんてこともあるのではないでしょうか。
治療の開始時期で考えるべきこと(子どもから大人まで)
結論から言ってしまうと、相談は早ければ早いほうが良いです。
治療を開始すべき時期は、矯正治療の経験が豊富な歯科医師ならば、適した時期を一緒に考えてくれるでしょう。
相談した上で、治療開始時期をご本人・ご家庭のライフスタイルと照らし合わせて決めていくのが大切です。
矯正治療はどうしても時間がかかる治療なので、体の状態や社会的背景も考慮した計画が必要です。以下のように、治療の開始時期についてそれぞれの年代で考えるべきことがあります。
6~12歳ころ(小学生)
【歯の生え代わり】
子どもの歯(乳歯)は、小学校6年間の間にそのほとんどが大人の歯(永久歯)へと生え代わります。 短期間でどんどんお口の中が変化していく時期ですので、治療に適したタイミングを図る必要があります。
詳しくは下記「子どもの時期のⅠ期治療とは?」へ
12~22歳ころ (中学生・高校生・学生)
【成長時期・受験や就職などの生活環境の変化】
中学生になる頃、体が大きく成長します。顎の大きさなどお顔立ちも変化するため成長が旺盛な時期は、成長のタイミングを考慮した開始時期の検討が必須です。
また高校生になると、進学や就職などで生活環境が大きく変わる時期が近づきます。
18~50歳ころ
【生活環境・仕事・結婚・妊娠出産・転居・留学など】
ライフステージが大きく変化する時期です。生活環境がご自身だけでは決められない、周りの環境に左右されやすい時期でもあります。
50歳~70歳ころ
【生活環境・体調】
生活環境の変化は少なくなってきている時期かもしれません。
一方で全身の健康状態や長期にわたる治療への理解が大切になってくる時期です。
子どもの時期のⅠ期治療とは?
子どもの矯正治療はⅠ期治療とⅡ期治療の2段階に分けて行うことが一般的です。
永久歯がそろった後に行う仕上げのⅡ期治療に向けての準備期間として、6歳~12歳くらいの間の成長や生え代わりが旺盛な時期に行う治療をⅠ期治療と呼んでいます。
この期間において歯並びに問題があり、成長・発育に影響を及ぼすような状態であれば、Ⅰ期治療が必要になります。
言い換えれば、どんなに歯並びが悪くてもⅠ期治療が必要でない(やるべきではない)場合もあります。
Ⅰ期治療の注意点
Ⅰ期治療の時期は、生え代わりが進む時期でもあるため、治療方法は症状により多種多様です。
治療を受ける際に気を付けたいことは、小さいうちに矯正をすれば歯並びが完治するとは限らないことです。むしろ、何も治療せずに、大人の歯がそろってからまとめて治療するほうが有益な場合もあります。
また生え代わりの時期に、単純に大人の歯を並べるために拡大装置(拡大床)を用いて顎を広げる治療は、危険な場合も多いので注意が必要です。どこかで聞きかじった治療法で拡大された結果、上下がかみ合わなくなり、仕上げの治療が逆に難しくなってしまうケースもみられます。
すなわち、5年後・10年後を見据えた診断と治療方針を、矯正の専門知識と経験を持った歯科医院で受診することを強くおススメします。
おわりに
歯並びに不安を感じたとき、まずは一歩踏み出して相談してみてはいかがでしょうか。矯正治療の専門的な経験を持つ歯科医師であれば、きっと親身になって相談にのってもらえるでしょう。
成田市公津の杜の歯医者、はばたき矯正・こども歯科では、日本矯正歯科学会認定医の院長と、日本補綴歯科学会専門医の副院長が、患者さんが抱えていらっしゃる悩みや不安などにお応えできるよう、丁寧な診察を心掛けております。お気軽にご相談ください。
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